デザインガイド

ジェット機が飛び交う現代、ヨーロッパと日本は
とても近い隣国のようなものです。
ヨーロッパにマルコポーロの東方見聞録が
紹介されたのが14世紀ですが、その後も互いに
影響しないで今日まで紋章が継承されています。
11世紀にヨーロッパと日本が共にその端を
貴族社会に発し、継承制を持った紋章が登場し
他の近隣諸国には紋章が生まれなかったことは
かなり興味深いことです。
グローバル社会にあって、行政、企業、各種団体など
組織となったものは、他との区別化のため
各自のアイデンティティーを明らかにせざるをえません。
例えばルイビトンなどは日本の紋章を研究し
そのロゴマークによって信用を勝ち得た企業でしょう。
世界のデザイナーのバイブルと言われる日本の紋ですが、この本では
膨大な紋章の羅列よりも江戸の職人の豊かな発想に焦点を当てました。
江戸の職人たちが一体何からヒントを得て
こんなに沢山の紋を作り出したのでしょうか?

この本では紋が生まれた簡単な歴史とともに
デザイン面からのアブローチを試み
クリエーターの発想に役立つようにしました。
名もない江戸の職人たちに感謝をこめて・・・
目次
■ Part 1
歴史
素材と組合わせ
伝統文様
歌舞伎役者
47士
デザイン展開

■ Part 2
植物
動物
自然
抽象
戦い
神社と寺

日用品
道具
道具と部品
遊び
源氏香